多くのリアル金策民がそうであるように、Reoも色々と記憶に残るトレードを決めてきています。そういったものを「株式伝承録」として紹介していきたいと思います。
今回は、2016年に衝撃的な暴落劇を演じた「エスクリ」です。
今回の記事で得られる教訓は以下です。
・成長ストーリに納得できない株は買わない
「ウェッジホールディングス」とだいたい一緒※ですね。やはり自分が納得していない株は買うべきではありません。
※ ウェッジの場合「経営陣が怪しい」という、かなり致命的な理由もありましたが・・・。
当時、エスクリは個人投資家ポートフォリオランキング上位で、某有名ブロガーさんも熱く推していました。ただし、この銘柄も「ウェッジホールディングス」と同じで、Reo的には「ん~、なんだかなー・・・」という感じでした。
業種としてはブライダル関連、一言でいえば結婚式場かな?出店攻勢をかけてシェアを取る、みたいな成長ストーリーだったと思います。個人的には、このご時世に結婚式場ってニーズあるの?と疑問に思ったことを強く覚えています。
ただ、個人投資家ポートフォリオランキングでも上位だし、「自分の肌感覚が鈍いだけで、エスクリの式場が埋まるくらいには結婚式を挙げたい人がいるのかも」と自らを強引に納得させ、結局イナゴ丸出しで買いました。この頃のReoはまだリアル金策民としての軸がブレています。。。
それではここで、Reoが買ってから売るまでの間のチャートを見てみましょう。
1,151円くらいで買って、566円くらいで売りました。・・・ほぼ半額ですね。Reoは不祥事が出たらその場で投げ売ります※が、それ以外では暴落してもすぐには売りません。慌てて売ると大体そこが底だったりするので、しばらく様子見します。エスクリの場合もしばらく様子を見ていましたが、反転する様子がなかったので諦めて売りました。
※ 不祥事の場合、最悪そのまま会社が潰れることもあり得るので・・・。
誤解の無いように申し上げておきますと、このトレードはReoが勝手にイナゴして、勝手に被弾したものです。責任は100%、Reo本人にあります。ランキングやブロガーさんには何の責任もありません。良い勉強をさせていただきました。
それはさておき。
エスクリに一体何が起きたのでしょうか?IR情報※では以下のように出ていました。
※ Wikiより。インベスター・リレーションズ(Investor Relations) 企業が株主や投資家に対し、財務状況など投資の判断に必要な情報を提供していく活動全般。
計画してなかったけど、チャンスだと思って色々と買収したら管理しきれなくなってしまったようです。いや、なんかパワポっぽい資料でそれっぽく書いてありますが、割と目を疑う文言が並んでいるような気がしますよ・・・?あとこれ、赤字強調に何か意味あるかしら・・・?「新規プランナー」とか「既存店」とかを赤字で強調されても。。。このレベルのIR資料を出す会社にもちょっと?マークが付きました。
ちなみに少し脱線しますが、同じような理由で会社が傾くケースはそれなりに散見されます。ダイエットで有名なRIZAPは本業と関係ない会社を買収しまくって傾いていますし、「いきなりステーキ」で有名な「ペッパーフードサービス」※は無計画に出店しまくって傾いています。
※ あそこは社長のユニークスキル「店頭怪文書」が秀逸です。他にもテレビに出演して自らのイメージをダウンさせていくスタイルとか、3年後の新卒離職率が100%とか、とにかくネタに事欠きません。
2021年2月12日現在、エスクリの株価は365円です。
しばらく見ていなかったのですが、2018年ごろには1,000円以上に回復していたみたいですね。コロナ禍でまた急落したみたいですが。